就労継続支援B型(非雇用型)について

就労継続支援B型(非雇用型)について

就労継続支援とは、企業などで働くことが困難な場合に、障がいや体調にあわせて自分のペースで働く準備をしたり、就労訓練や仕事をおこなったりすることができる福祉サービスです。

  • ・雇用契約を結び利用する「A型」
  • ・雇用契約を結ばないで利用する「B型」

の2種類があります。
この2つの大きな違いは①雇用契約を結んで働くかどうか、②対象年齢です。

就労継続支援B型

就労継続支援B型とは

就労継続支援B型とは、障がいのある方が、雇用契約を結ばないで軽作業などの就労訓練をおこなうことが可能な福祉サービスです。
無理せず、自分のペースで働けるので、一般就労や就労継続支援A型へのステップアップも期待できます。
年齢制限はありません。

自分のペースで働けるから安心だね!

就労継続支援B型のメリット
  • ① 就労の機会を得られる(雇用契約は結ばない)
  • ② 就労に必要な知識、能力の向上が目指せる
  • ③ その他の必要な支援が受けられる
  • ④ 自身の状況に合わせてペースを崩さずにはたらける

具体的にはどんなお仕事ができるの?

就労継続支援B型でのお仕事は、事業所によって様々です。
よく見られるものは以下になります。

  • ・ 名入れ刺繍などの手工芸
  • ・ 部品加工
  • ・ 農作業
  • ・ 衣類のクリーニング
  • ・ 喫茶店での調理
  • ・ パンやクッキーなどの製菓

対象者

  • 通常の事業所に雇用されることが困難な方

年齢制限がないのがポイントだよ!

具体的には次のような例が挙げられます。

  • 過去に就労経験があり、年齢や体力の面で一般企業に雇用されることが困難となった人
  • 50歳に達している、または障害基礎年金1級を受給している方
  • そのほか、就労移行支事業者等によって就労継続支援B型事業の利用が適切であるとされた人

平均月収

  • 16,118円
  • (令和2年度)

出典:厚生労働省「障害者の就労支援対策の状況」(2022-03-02時点)

就労継続支援B型の事業所では、雇用契約を結ばないため、法律で定められた最低賃金額より下回ることが多いと言われています。

ここ数年は上昇傾向が見られるよ!

利用期間

就労継続支援B型では利用期間の制限は定められておりません。

利用料金

就労移行支援の自己負担月額は、前年の世帯収入に応じて変わってきます。世帯収入とは本人と配偶者の金額の合計であり、

  • ・18歳以上の場合、利用者とその配偶者
  • ・18歳未満の場合、保護者の属する住民基本台帳上の世帯

となります。

区分 世帯の収入状況 負担上限月額
生活介護 生活介護受給世帯 0円
低所得 市町村民税非課税世帯(※1) 0円
一般1 市町村民税課税世帯(所得割16万円未満(※2)

※入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム、ケアホーム利用者を除きます。(※3)

9,300円
一般2 上記以外 37,200円
  • (※1)
  • 3人世帯で障害者基礎年金1級受給の場合、収入が概ね300万円以下の世帯が対象となります。
  • (※2)
  • 収入が概ね600万以下の世帯が対象になります。
  • (※3)
  • 入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム、ケアホーム利用者は、市町村民税課税世帯の場合「一般2」となります。

出典:厚生労働省「障害者の利用者負担」(参照 2022-03-02)