障害者の人数
厚生労働省の令和元年の発表
厚生労働省の発表では、障害者の人数は、身体障害者436万人、知的障害者108万2千人、精神障害者419万3千人となっています。
人数の多い方から、身体障害者、精神障害者、知的障害者となります。
これを人口1000人当たりの人数でみると、身体障害者は34人、知的障害者は9人、精神障害者33人となります。
この中には、いくつかの障害を併せ持っている方もいるため、正確な計算にはなりませんが、日本国民のおよそ7.6%が何らかの障害を持っていることが分かります。
年齢ごとの障害者数
障害者の人数は、年齢によって違いがあるのか、自宅で過ごされている方を基準に比べてみましょう。
身体障害者
- 18歳未満6万8千人(1.6%)
- 18歳以上65歳未満101万3千人(23.6%)
- 65歳以上311万2千人(72.6%) となっています。
自宅で過ごされている身体障害者428万7千人の年齢ごとの内訳は、
65歳以上の身体障害者が多い理由としては、高齢化が進み、日本の総人口に占める65歳以上の割合が増えていることが考えられます。
高齢による病気や怪我で、身体に障害を持つ方が多くなっていく傾向にあるためです。
知的障害者
- 18歳未満21万4千人(22.2%)
- 18歳以上65歳未満58万人(60.3%)
- 65歳以上14万9千人(15.5%) となっています。
自宅で過ごされている知的障害者96万2千人の年齢ごとの内訳は、
身体障害者と比べると、18歳未満の割合が高く、65歳以上の割合が低い傾向があります。
これは、以前に比べ、知的障害に対する社会の認知度が高くなり、療育手帳を取得する方が増えていることが理由の1つとして考えられます。
また知的障害の特徴に発達期にあらわれるというものがあり、大人になってから新たに知的障害になるということがないことも理由の1つです。
精神障害者
- 25歳未満38万5千人(9.9%)
- 25歳以上65歳未満206万人(52.9%)
- 65歳以上144万7千人(37.2%) となっています。
外来の精神障害者数389万1千人の年齢ごとの内訳は、
出典:厚生労働省【令和元年版 障害者白書(全文)(PDF版)】
海外との比較
では、海外では、どのような障害を持っている方が多いのでしょうか?
実は、答えを正確に出すことはとても困難なのです。
何故かというと、日本と海外では障害者の定義が違うためです。